社会脳とは、ヒトの感情や意図を読みとり、状況に応じて適切な行動を選ぶ力です。ヒトの進化の過程で社会に適応するための育んできた脳の仕組みと理解されます。
当研究室では、この「社会脳」に着目して、認知症、精神疾患、高次脳機能障害の回復や予防に役立つプログラムの開発に取り組んでいます。今後は、社会脳、認知脳、運動、栄養、休養などの複合的プログラムが重要と考えています。
(写真はパンフレットより抜粋)
いつでもどこでも脳活プログラム(金沢市 2019年12月発行)
いつでもどこでも脳活プログラム感染対策版(金沢市 2022年3月発行)
このプログラムは認知症「予防」と認知症になっても安心して暮らせる地域づくり「共生」を目指すためのプログラムとして金沢市の依頼を受けて(公社)石川県作業療法士会が監修しました。当研究室から米田貢、菊池ゆひ、太田哲生が監修に参加しました。
これまでにない特徴として、『社会脳(社会交流)』のプログラムを取り入れ、従来の『認知脳』、『運動』を組み合わせて、様々な応用も可能です。「社会脳」を刺激する生活が認知症予防に役立つ可能性があります。
実施状況(当研究室が担当したもの)